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BMディベート大会試合結果

■BMディベートマニアⅦ 試合結果・全体講評

■開催日時:2007年11月10日(土)19:00~21:30

■場所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟417号室

■ディベーター:

太田龍樹 中村貴裕 高澤拓志 奥山真
太田龍樹」・「中村貴裕」・「高澤拓志」・「奥山真

■試合結果と全体講評

FINAL MATCH:BMディベートマニア選手権試合:
論題「日本はカジノを認めるべし。是か非か?」

肯定側:無敵艦隊(太田龍樹高澤拓志)【×:負け】
否定側:スパゲティ・ウエスタン(中村貴裕奥山真)【○:勝ち】

本選手権試合においては、ジャッジ団が肯定側勝利としたものの、ご来場の方々が否定側勝利とする、ねじれの現象が起きた。結果、否定側の勝利となった。 そこで以下においては、主審久保田浩個人の講評を記載した。

【肯定側立論】

【哲学(スタンス)を明確に打ち出し、プランをきっちりと述べた上で、3点のメリットが生じ、また如何にそれらのメリットが現状の問題をクリアできるかのインパクトまでを盛り込んだ丁寧な立論。】

【否定側尋問】

【間断なく尋問を行う姿勢は非常に良かった。一方でスピードが速いため、何の目的で確認している内容なのかが分かりにくいのが残念であった。】

【否定側立論】

【カジノが持つ影の部分を哲学に置くことで、肯定側の哲学と真っ向から対峙した。また、ラベリング・ナンバリングを丁寧に使うことで、分かりやすい内容であった。】

【肯定側尋問】

【否定側が主張する内容について、その論拠を丁寧につくことで、不明瞭な部分が残っていることを浮き出した尋問であった。】

【否定側第一反駁~肯定側最終弁論】

【3つのポイントに絞られた後半戦であったが、以下の理由により肯定側が全てにおいて上回っていたと判断したため、肯定側の勝利とした。】

(1)射幸心を満たす+現状ギャンブル依存症患者の救済 vs ギャンブル依存症患者の更なる増加

【射幸心を満たすメリットがあるという肯定側に対して、射幸心が煽られすぎてギャンブル依存症が増加するというデメリットを打ち出した否定側であったが、ギャンブル依存症が大きな問題であるならば、既に存在する100-200万人のギャンブル依存症患者も無視は出来ないはず。ところがその具体的な対策がない否定側に対して、肯定側はプラン導入により表面化し救済の道筋を作ることができるとしたため、プラン導入によるメリットの方が大きいと判断した。】

(2)犯罪の増加

【補強材料において、否定側は中村自身のラスベガスでの個人経験を用いたが、一方で奥山からはラスベガスはその立地条件からデータとして使えないという矛盾した主張があった。従ってここでは肯定側が用いた、ラスベガスで犯罪が減少している客観的データを採用したため、犯罪の増加によるデメリットは小さいと判断した。】

(3)観光立国

【観光立国の観点では、一人でも多くの外国人観光客を呼び込むことが重要。ビジット・ジャパン・キャンペーンの目標を達成するというのは別の問題。プラン導入により一人でも多くの観光客を呼び込めるとし、またマカオの事例を用いてその実現性に期待を持たせた、肯定側のメリットが残ると判断した。】


OPENING MATCH:BMディベートチャンピオン選手権試合:
論題「仮面ライダーとウルトラマン、日本の特撮ヒーローはどっち?」

仮面ライダー:中村貴裕【○:勝ち】
ウルトラマン:高澤拓志【×:負け】

【本論題は価値論題。価値論題とは人それぞれによって異なる価値観を題材にしたもの。従って、簡単そうに見えて実は非常に難しい。なぜなら価値の捉え方、つまり価値観が人それぞれ異なるからである。そこで重要なのが、どれだけの有効打を放ったかということ。これは論理だけではなく、笑いも含めて聞く人々の心にどれだけ深く響くことが出来たかで勝敗が決まるのである。】

【前半部分:仮面ライダー側立論~仮面ライダー側尋問】

【ヒーローとは、自らを重ねられるものとした仮面ライダー側に対して、絶対的な存在であこがれだとしたウルトラマン側。両者ともに笑いとロジック(主張を裏付ける理由や証拠)を散りばめながら論を展開しており、ここまでのところはほぼ互角の内容。但し、日本の特撮ヒーローを扱っている論題であることから、日本的な観点を加えた(柔の道である投げ技を多様している、だとか黙々と仕事をする姿勢が日本のわび、さびを理解しているなど)ウルトラマン側が少し優勢に立っていた。】

【後半部分:ウルトラマン側反駁~仮面ライダー側最終弁論】

【勝敗を決めたのは、後半戦に入ってからであった。仮面ライダー側は、ウルトラマンからの攻撃を受けて見事に返していたのに合わせて、両者の比較をしながら仮面ライダー側が勝ることの材料(有効打)を多く活用していた。特に、最終弁論においては、ウルトラマン側がそれまでの繰り返しになり新しい材料(有効打)を出せなかったのに対し、仮面ライダー側はヒーローが自らなるものというスタンスを崩さずに(主張に一貫性を持たせたまま)、多様な角度から論を展開していったことが勝利につながった。】

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